「暑くても寝られるから大丈夫」は暑さを認識できなくなったサインかも?熱中症はすぐそこに。

雑記

7月に入り、ジメジメした暑い日が続いています。

クーラーにタイマーを設定して寝るので、夜中に暑さで目が覚めます。

でも、この「暑さで目が覚める」って生存本能がちゃんと働いている証拠ではないでしょうか。

暑いことにも気がつかず、そのまま寝続けると、ニュースで見るような「就寝中に熱中症で・・・」に繋がると思います。

ヤマブキ
ヤマブキ

じゃあ、タイマーせんと寝たほうがいいやん

独断と偏見による「熱中症になりかけている人がいうセリフ」ベスト3(高齢者限定)

私は仕事柄、毎年、熱中症になっている又は一歩手前の高齢者対応をすることがあります。

家の中で、しかもじっと座っているだけでも熱中症にはなるのですが、その方々から聞くセリフってすごく似ているんです。

(※あくまでヤマブキの個人的偏見にもとづいています)

その1「暑くないから大丈夫」

これ、本当によく聞くセリフです。

室温が30℃を超えていても、部屋に入った瞬間に私が汗をかくような環境でも、「暑くない」と言われます。

しかも、自分の感覚に絶対の自信を持っているので「温度計を見てクーラーをつけてください」と説明しても、聞き入れられないパターンが多いです…。

なかには、毎年言い続けるうちに

「あんたが30℃になったら、暑くなくても冷房つけてって言うから、毎日何回も温度計みるで」

と受け入れてくださることもあります。

(30℃が目安温度として適切かどうかは、各家庭の温度計設置場所にもよります)

こうなると一人の時に熱中症で意識を失ってそのまま…という心配は少し減ってくるのですが、なかなか難しいです。

その2「昔はクーラーなんかなかった」

 

ヤマブキ
ヤマブキ

今は昔じゃありません!って言いたい

平均気温って、上がってないんですか?

もし昔と今、新聞やニュースで伝えられる最高気温が同じだったと仮定しても、環境が違います。

高齢者から聞く「昔」は、

・土の道で

・木造の家と家の間には十分な空間があって

・車じゃなくて辻馬車(人力のもあったそう)が走っていて

・山から家までに大きな建物はなくて

みたいな環境です。

めちゃくちゃ風通しが良さそうですし、

コンクリートによる反射や蓄熱もなさそうです。

そんな自然いっぱいの時代、しかも若くて体力があった頃にクーラーがなくても大丈夫だったからといって、「今」も大丈夫な理由にはなりません。

昔と今では、環境も自分の年齢も違うんです。

ほぼコンクリートに埋め尽くされている「今」は、節電も大事ですが「命を守ること」を最優先してクーラーを使ってほしいです。

その3「扇風機つけとうから大丈夫」

これは「窓から風が入るから大丈夫」パターンもあります。

確かに扇風機や窓からの風が、室内の空気を回してくれて、その空気が体の熱を多少は取り除いてくれる可能性はあります。

でも、最近の暑さってそんな程度ですか?

私の体感だと、扇風機はもちろん、自転車に乗っている時の風ですら暑いんですけど・・・。

熱風をかき回しているだけ、と思ってしまいます。

冷房をつけた上で、扇風機も回す。

だから設定温度はちょっと高めにする。

とかなら納得できます。

夜中に目が覚めないらしい

涼しい地域、夏でもそんなに暑くならないところは別に考えます。

でも、関西の私と同じ地域に住んでいるのに

「クーラーなしでも目が覚めない」は要注意かもしれません。

クーラーなしでも平気な方に、「冷房なしで眠れていますか?」と尋ねると大抵は「よく寝られる」「朝まで起きない」と答えられます。

でも、ベッドやパジャマは汗でびっしょり。

朝イチに訪問すると体温も上がっている、なんてこともあります。

汗をかくのは体の自然な反応なのでいいのですが、体温が上がるほど暑いのに気がつかないのは心配です。

本当に暑くない、体に負担がない、ならいいんです。

でもその見極めって、本人の体感に任せるのは難しいし、間違いやすいように思います。

ヤマブキ
ヤマブキ

私も一人暮らしなので、冷房は意識的に使います!

そのうち昼間も「暑くない」と言い出します

昼間に、顔を真っ赤にして呼吸が乱れている状態でも「暑くない」「なんともない」と言われることもあります。

寝ているわけではなく、しっかり起きて座っていてもです。

暑いことだけでなく、体の不調にも気付けなくなってくると、より注意が必要です。

こういう方は、夏に冬用上着をきていたり、「冷蔵庫に冷たい飲み物がある」と認識できず何も飲んでいないことも多いです。

ここまでくると認知症の可能性も出てくるので、早めに主治医に相談することをお勧めします。

もし認知症でなくても、他の病気かもしれません。

意地っ張りな性格でクーラーをつけない、だけならご家族などの説得で改善するかもしれません。

でも「病気」の場合は、説明や説得だけでは難しいので、他の対処法も検討したほうが夏を安全に過ごせる確率が上がります。

まとめ

私は「命を守る」ことを最優先に、自分の感覚や経験を過信せずにクーラーを使います!

扇風機や窓の風だけでは、室温はあまり下がりません。

「もったいない」とか

「節約したいし、これくらいなら大丈夫」

と思いがちですが、熱中症になった方のセリフを反面教師にしつつ、暑さとうまく付き合っていきたいです。

今日もありがとうございました!ヤマブキ

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